『法科大学院時代の生活(つづき)』 弁護士 林裕介

こんにちは,林です。
書いていくうちにどんどん長くなってしまっております。法科大学院編です。

あまり私自身の勉強についてお話していませんでしたが,もちろん私も大学院では勉強していました。平日の昼間は大学院の講義やゼミに出席し,夜や土日は,自習したり学生だけの勉強会に参加したりしていました。

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この勉強会でどういったことをしていたかというと,市販の教材の問題や司法試験の過去問を検討して答案を書き,書いたものを皆で回し読みするということをしていました。

自分が書いた答案を友人に読まれて添削されたりするのは,特に自分ができの悪い答案を書いてしまった際にはやはり嫌なものでしたが,自分の気づかないところを忌憚なく言ってもらえるので,今振り返ってみると,本当に勉強になったと思います。
その勉強会に参加していたメンバーは,法科大学院での辛い受験勉強時代を一緒に過ごしたこともあり,今でも仲良くしています。

また勉強以外では,法科大学院(ロースクール)には,夏と冬に年2回,「ロースクールカップ」(通称「ローカップ」)という,主に関東の法科大学院対抗の,スポーツの大会があります。
大会といっても,それほど大きな規模ではないのですが,競技としてはサッカー,野球,バスケットボールなどがありました。私は,小学校のころからずっとサッカーをやっていましたので(それ以外のスポーツは全然だめです。),サッカーの競技でローカップに参加しました。結局卒業するまで,我がチームは一度も優勝できませんでしたが,普段の勉強仲間と,みんなで勉強のことを忘れてサッカーができたのは,よい思い出になりました。

その代償として,運動不足であったことも災いし,試合中に半月板を損傷してしまい,在学中に手術をしました。このことを実家にいる両親に報告したところ,「勉強しに大学院に行くと言っていたのに,なんで半月板が損傷することになるのか。」と大変呆れられました。そんなことも,今となってはよい思い出です。
またまた長くなってしましました。次回は,「私の司法試験受験」について,ご紹介したいと思います。