『盛岡での修習4』弁護士 林裕介

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前回に引き続き,盛岡での司法修習について,ご紹介いたします。

今回は,盛岡のグルメについてご紹介します。

まずは,皆さんもご存じだと思いますが,「わんこそば」です。私は,修習で盛岡に来て,はじめて「わんこそば」に挑戦しました。

盛岡では,様々なおそば屋 さんでわんこそばに挑戦できるのですが,おそらく盛岡で一番有名なわんこそばのお店は,明治時代創業の「東家」(あずまや)です。「東家」では,お店に入 ると,前掛けを渡され,あとはひたすら,付け合せ(ねぎや大根おろしなどです)を変えながらそばを食べ続けます。お椀の中のそば(1口分くらいしか入って いません。)を食べ終わると,傍で待ち構えている店員さんがお椀にそばを追加してくれます。そして100杯を超えると,記念品がもらえます。私が挑戦した ときは,70杯くらいからお腹がきつくなり始めましたが,なんとか100杯にはたどり着くことができました。

1点だけ注意が必要なのは,「もうお腹いっぱいなのでやめます」と言っても,傍でおかわりのそばを持って待ち構えている店員さんは,問答無用でそばをするりと入れようとしてくることです。店員さんは,お客さんの体や手をうまくかいくぐって,おそばをお椀に入れて追加します。客が「もうお腹いっぱいです」といくら言っても許してくれません。そして,お椀のそばは,完食しないと帰れません。ですので,終わりたいときの方法としてはただ1つ,店員さんがお椀にそばを入れるスピードをさらに上回るスピードで,お椀の蓋を閉めるということです。このように,最後まで気が抜けないのが,わんこそばです。

ただ,そこまで真剣なわんこそばでなくてもいいかな,とお思いの方は,20杯目までで終了するといったような,わんこそばの雰囲気だけ楽しむことのできるお店もありますので,是非そちらの方をお試しください。盛岡に行かれた際には,わんこそばを是非体験してみてください!