『交通事故にあってしまったら』弁護士 林裕介

   私は、弁護士になる前に、何度か、交通事故の被害にあい、怪我をしてしまったことがあります。その際、治療をしている期間中に、何度も保険会社から私宛に電話がかかってき、治療状況について根掘り葉掘り尋ねられました。そのような電話を受けるたびに、暗に、保険会社から治療の打ち切りをほのめかされているような心持ち、ひいては、治療を続けるのが悪いことであるような心持ちとなり、非常に大きなストレスを感じました。また、治療が終了した後、保険会社から賠償の提示を受けましたが、それが適切な金額なのかもよく分からないまま、示談書にサインをしてしまいました。そして、今から立ち返ってみると、治療や賠償について保険会社の言いなりになってしまい、適切な賠償を得ることができていなかったと痛感しています。

 皆様方においても、交通事故により被害を受けた際、様々に、釈然としない思い、または、悔しい思いをされた方(または現にそのような思いをされている方)がいらっしゃるのではないでしょうか。交通事故にあってしまわれた方で、今後について少しでも疑問や不安をお持ちになられた方は、是非、まずはご相談にいらしていただければと思います。

弁護士 林 裕介