『古書をめぐる冒険 その1』 弁護士 岩坂康佑

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私は、この所員コラムにて、推理小説を度々ご紹介していますが、推理小説の入手先は古書店がほとんどです。

私が好んで読む推理小説が、いずれも古い年代に出版されたものであることが主な理由です。

手に入れた作品の多くは、ブックオフで見つけたものです。
ブックオフであれば、100円でおもしろい作品が手に入ることもしばしばで、経済的に助かります。

何年かブックオフに通っていると、ブックオフにて100円で手に入る本がどんなものかがわかってきます。有名作家の有名作品で、市場に多く出回ったものは問題なく手に入りますが、マイナーな作品やあまり知られていない作家の本などは、たまにしか見つけることができません。

時間をかけて、ちまちまとブックオフで100円の古書を買い集めてきた結果、100円で手に入る本はある程度揃ってきました。そのため、最近は「これがブックオフで見つかることは珍しい!」という作品を見つけるのが主な楽しみになっています。

さながら砂金採りのような気分です。