『キャッシュレス』 事務局
わたしは普段現金をあまり持ち歩きません。急な集金などがあるとドキドキすることもありますが、日常生活では困ることはほとんどありません。
スーパーを含めほとんどの店でキャッシュカードが使えますし、PASMOもオートチャージにしておけば心配なく電車に乗れます。コンビニでの支払いもチャージしてあるカードからです。何より、店舗で買うのではなくネット上で買うことも増えています。
現金でないとダメな場面というのは集金的なもの・・・例えば飲み会や食事会の時の割り勘精算の時でしょうか。友人同士だと1円単位になってしまうこともあって、結構面倒だなーと思っていたのです。
しかし、それも最近スマホのアプリでキャッシュレスでできる仕組みが出てきています。そういったものが開発されるということは、面倒だと思っていたのはわたしだけでなかったのだな、と思いつつも、それはまだ試したことがありません。そんな情報までビッグデータとして収集されてしまうのは、やや抵抗があるからです。
どんどんキャッシュレス化は進んでいて、取り入れる人も取り入れない人もいるかとは思いますが、電子マネーの普及により、もう現金もカードもいらない、電車乗るのも決済もポイント貯めるのも全部スマホでできる、という時代になってきています。
と、こんな話をみんなでしていると、「もうついていけない!」という声がでてきます(同感です)。
同じく現金がなくても決済できるクレジットカードは、現金派の方にも現金を持たないときの保険としてなんだかんだといいながらも普及したとは思うのですが、確かに、スマホが出現してからの様々な変化については、とにかくスピードが段違いですよね。
わたしには5歳違いの子どもがいるのですが、上の子の時はスーパーは現金で買い物していたのですが、下の子の時はほとんど何かしらのカードを使っています。そのせいなのか、下の子は、”物には値段がついていて「お金」と引き換えに物を買う”、という意識が低く、「ピッとしてカードを見せたら、もういいんだと思っていた」(お金を払う、ということの意味がわかっていない)、と言われ、あわてて現金を持たせて、レジを体験させたこともありました。
わたしとしては、子どもがその世界で生きていく以上、便利なものは便利と認め、何に注意しなければならないのかも知るために、新しいやり方をあまり遠ざけてはいけないのだろうと感じています。
そして、現金でやりとりしない、ということは、無形の数字の管理になるので、より金銭感覚が必要になるとも感じています。(わたしは実は、キャッシュレスはどんぶり勘定の人には向かないものなのではないかと思っています。)
とはいえ、どんな時代になっても大切なことは、今も昔も変わらず、収支を合わせる、入った分でやりくりする、というあたり前の金銭感覚を持つこと、持たせることなのかなあと思う今日この頃です。
【事務局 T】