「校則をなくした公立中学校の校長先生の講演」をお聴きして
川崎の市立中学校に通う生徒のお母さんから校則についての疑問が出されたことが、きっかけとなり、校則の見直しについて考える会が何度かありました。
先日は、世田谷区立桜丘中学校の校長先生の講演を聴く機会を得ました。
校則については、各地で話題となっています。髪型はツーブロックはダメ。茶髪は校則違反ということで、地毛が茶色なのに、わざわざ黒に染めさせられたり、靴下は白で、くるぶしが出ないとダメ、カーディガンやセーターの色は、紺色は良いが白はダメ等、下着の色まで指定している学校があると聞きます。先生に「なぜ?」と尋ねても、「きまりだから」との返事。自ら考え行動する子を育てるためには、まず意味不明な校則を廃止していくべきでしょう。女子の制服は、スカートだけではなく、スラックスを選択できるように変えてほしいと思います。校則をなくした公立中学の校長先生は、1人の困っている子のために、1つひとつ校則をなくしていったそうです。
1人の子の悩みを解決するために、全体を変えていった結果、不登校だった子も安心して学校ですごすことが出来るようになったそうです。
学校は、子どもが楽しく安心してすごせる居場所です。子どもたちの貴重な3年間を締めつけるのではなく、自分らしく生きられるように、先生自身も、素にもどって子どもたちに、よりそってすごしてくださることを望みます。
事務局Y・I