『盛岡での修習2』弁護士 林裕介
今回は,私の司法修習地であった盛岡についてご紹介したいと思います。
盛岡は,街並みや自然が本当に美しいです。まず盛岡駅を下りて街の中心部に行く際に,北上川を渡ることになります。この北上川沿いには遊歩道が設置されているのですが,よくある堤防の上に設置された歩道でなく,堤防を下りた川のすぐ傍の歩道なので,川のせせらぎ近くで聞きながら散歩をすることができます(大雨の日などは危険なので,歩道は閉鎖されたりします。)
またこの盛岡駅から北上川を渡る橋は「開運橋」というのですが,この橋の上から川の上流の方に目をやると,岩手山という山がそびえているのが見えます。天気のいい日には,北上川の上に岩手山がくっきりと見え,その景色はとても美しいです。
開運橋をわたり街の中心部に行くと,盛岡地方裁判所があります。この裁判所の敷地内には,「石割桜(いしわりざくら)」という大きな桜の木があります。この桜は,その名のとおり,石(石というより,大きな岩なのですが。)の裂け目から桜の幹が出ており,春には綺麗な桜の花を咲かせます。盛岡の春の訪れは遅いので,桜のシーズンもゴールデンウィークあたりなのですが,毎年その時期になると,裁判所の石割桜を見に,多くの観光客が訪れます。
盛岡の魅力,まだまだ次回以降もご紹介させていただきます。