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麻生区「長寿日本一」      弁護士 児嶋 初子2025年04月02日

麻生区役所の正面玄関には、「長寿日本一」の文字が大書されている。これは、2023年5月、厚労省が公表した「2020年市区町村生命表」で、麻生区の平均寿命は、男性が84歳、女性が89,2歳で、いずれも日本一となったことが大きく取り上げられたことによるものである。「長寿日本一」となった理由として挙げられるのは、麻生区は坂道が多いことである。百合丘、千代ヶ丘など丘や谷戸とともに、三沢川、五反田川、麻生川、真福寺川、早野川などが存在して起伏に富み、坂道が多い。坂道は普通に歩いていてもインターバルウォーキング同等の負荷がかかり、筋肉が鍛えられる。その他の理由としては、比較的豊かな人々が居住し、自然環境や健康にも関心が高いことなどがある。
私の家は丘の中腹にあり、朝最寄りの駅まで出るには、家からずっと下り坂ばかりで、帰り道は上り坂ばかりである。夏の暑い時期、帰りは衣類がすべて汗びっしょりになり、少し荷物が多い時や雨が降っているときは歩くのが面倒になり、バスを利用することが多くなってしまった。
しかし、坂道を歩くことにこのような効用があるのであれば、せっせと歩かねばならない。最近は買い物なども含め、できるだけ気軽に歩くようにしている。
平均寿命だけでなく、健康寿命を限りなく平均寿命に近づけていくことが必要である。健康寿命を延ばすには、運動とともに食事がたいへん重要である。蛋白質を多くとること、それも朝とることが重要と言われている。
高齢になっても、行きたいところに行き、したいことができる生活を続けられるよう、運動や食事に気を付けなければと思い、なお不十分ながら実行している毎日である。
以上

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